自宅サーバーをやめるためのメモ

どちらかといえば、技術系というよりかは雑記寄りの記事です。
自宅のWi-Fiが1日1回切れる問題を1年以上前から引いていて、切り分けのために自宅サーバーを一旦やめることにしました。
ちなみに他社のWi-Fiルーターに置き換えても発生するため、ルーターではなく自宅の機器が被疑対象だと思っています。

自宅サーバーで動かしているサービス

安定稼動する必要がそこまでないサービス群を動かしていました。
例えば、検証用のMisskeyサーバーや、Misskeyのバックアップを保管するMinIO、たまに遊ぶゲームのマルチプレイサーバーなどです。

検証用Misskeyサーバーの移設

新しくVPSを借りるのはお金がもったいなかったので、既存のMisskeyサーバーが動いているVPSに相乗りさせることにしました。
ただ、この検証用VPSは特定の時間帯だけ利用可能という作りにしているため、WebサーバーにOpenRestyを使っています。
既存のNginxの環境は残しておきたかったので、Nginx -> OpenRestyを通るようにプロキシする設定が少々難しかったです。
OpenRestyの設定ファイルをおいたpathが読み込み対象外で、1時間くらい溶かしました。
データベースのリストアに関しても、ポートが競合したり、シェルを再読み込みするまで .pgpass が読み込まれなかったりで時間がかかりました。
ちゃんとドキュメントを残しておかないとダメですね。でも今回限りだしなぁということで残してません。すまんな。

MinIOからwasabiへ

Misskeyデータベースのバックアップ先として使っていた、オブジェクトストレージをMinIOからwasabiへ引っ越します。
と言っても、バケットを作って、アクセスするためのキーを発行して、s3cmdの設定ファイルを書き換えれば、VPSからバックアップは動かせます。
wasabiのコンパネが日本語に対応していて感動しました。小洒落た感じになってますし。
維持費は毎月1000円くらいかかるので、懐は痛みますが必要経費ということで 今回を機に暗号化で使うパスフレーズをより複雑なものに変えました。ついでにバックアップ保持期間を30日から90日に伸ばしました。1TBまでは定額なので使わないと損という貧乏性です。

ゲームサーバー

久しく遊んでいなかったのでサービス終了にしました。
連絡があればデータは取り出して、VPSなりで新しく始めようかと思います。

サーバーのメトリクス監視

サーバーのメトリクス(CPUやメモリなどの使用率)をGrafanaを使って可視化していたのですが、私はグラフをいい感じに作ることに興味を持てなかったので、New Relicに移行しました。
メトリクスの監視の他に、ログの転送もできるので便利ですねこれ。試しに1ヶ月ほど使ってみて、有料プランの契約が必要そうだなと思ったらまた考えます。
ログの監視だけなら、papertrailも良いと聞きました。New Relicが合わなそうなら試そうと思います。

あとがき

2時間くらいで終わるかなと思ったら、半日くらいかかりました。
設定ミスというか、しょうもないことでつまづきがちなので、手動操作は辛いっぴね。
新しいものをいろいろ触って、脳みそにはいい刺激になった気がします。

ちなみにMisskeyのサーバー代月額は、7,600円/月くらいになる見込みです。
10の位を切り上げてるので実際はもう少し安くなりますが、内訳はVPSが5,400円、ドメイン代が700円、オブジェクトストレージが1,500円くらいです。
5000円を超えると高いなーって感覚がありますが、最近は10,000円くらいまでなら許容するかの気持ちになってきました。でも冷静になると年間12万円を自腹か…やばいな…。

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