WHITE ALBUM2を遊んだ感想というほどでもない怪文書

積みゲーになっていたWHITE ALBUM2を遊んだら良かったが精神的に参ってしまったので怪文書を書く

この記事にはWHITE ALBUM2のネタバレが含まれている可能性があります。
ネタバレに配慮して書けるほど、(シナリオの空気に当てられて心の)調子が戻っていないため、申し訳ないですが遊ぶ予定の方はこの行を読み終わる前にブラウザバックしてください。
これは、おそらく数年後に改めて遊ぶ可能性が高い将来の自分への備忘と、このゲームを勧めてくれた友人へ感想を伝えるための買い物リストのようなものです。
また、矛盾しているようですが人に伝えることを考える余裕がないため、支離滅裂だったり説明が省略されている可能性があります。
明日から仕事始めです。今この気持ちを忘れる前に、忘れてしまう前に急いで書き殴っています。

ヒロインに対する好感度ですが、かずさと雪菜に対して思うところはあるもののどちらも嫌いにはなれない、そんな感じです。
(いや好きではあるんだが、己の常識と倫理観という歪んだ物差しで善悪を考えてしまうと嫌いにはなれないとなってしまう。)

WHITE ALBUM2を知ったきっかけ的な

WHITE ALBUM2は大学時代の友人が強く勧めてくれたのもあり、数年前に「WHITE ALBUM2 EXTENDED EDITION」を購入したのですが色々な言い訳を重ねて後回しの積みゲーにしていました。
しかし、いつまでも後回しにするのは友人にも積んでいるゲームにも申しわけがないこと、金持ちの道楽と化したSNSよりも、人が作り金銭を支払ったコンテンツを触った方が質の良い体験が得られるのではないかと思い、年末年始という社会人にも時間がある時期に、遊んでみることにしました。
一気にシナリオを進行できるという読みは当たりましたが、思ってた以上にシナリオを読むと精神的にダメージが来ることがわかり胃痛を楽しみながらプレイしています。

進捗状況

  • introductory chapter(ic)はクリア済み
  • closing chapter(cc)は全ルート(5つ)クリア済み

introductory chapterの感想

まず、introductory chapterを始めます。選択肢はない一本道です。
高校生の主人公たちが出会い、文化祭でバンドをやるためにあれこれ準備をし、文化祭本番を迎え、その後紆余曲折して終わるという話です。
前述の友人には、ヒロインが二人いるけど片方を好きになりもう片方を嫌いになる可能性があると事前に伝えられていましたが、「ああー、これは冬馬かずさが悪いよね。」となりました。
でも、私は冬馬かずさのことが嫌いにはなれません。いやね、icの最初の方のツンツンとした態度、反抗的な言動にはとても悲しい気持ちになりましたが、今思うとあれはツンデレのでかいツンなんだなと思うようにしていますが、それでもやっぱり序章の言動がきつくて最初の好感度は高くはないです。
でも主人公に気があるのに奥手で素直に気持ちを伝えられない、その性格に私は同情というんですかね、私も奥手なところがあるので、わからんでもないと思ってしまうんですね。
バンド練習では主人公を家に泊まらせてまでギター練習に付き合いますし、根っこは悪い子じゃないんだよなあ。言動も柔らかくなっていくし。
家族と和解して、海外へ移住することになったのも寂しさは覚えましたが、よかったねぇ…と心から祝福したものです。ノベルゲーにどれだけ感情移入してるんだ私は。

でもさぁ、文化祭2日目の夜に雪菜が春希(主人公)に告白をしてキスをして、春希からかずさに「(春希が雪菜と)交際を始めたこと」を伝えたのに(伝えるのは大変酷じゃないかと私は思ったが)、最後には春希とキスして春希の初体験を奪うわけですよ。
冬馬かずさがもう少し、歩み寄りと言いますか、言動がツンツンしてなかったら、ワンチャンどころか結ばれてたのはこの二人だったんじゃないの?とも思ったんです。
まー、かずさが春希の事を想ってるが故に距離を置こうとしたのに、(雪菜の誕生日会をスキップして)キス(なんでそんなに上手いんだよという叫ぶところは辛かった。)して本心を打ち明け友人となり絶交したのに、卒業式に(雪菜を放置して)春希が探して見つけてキスしたのも悪いな。あれ、春希とかずさが悪いのか?わからなくなってきた。

その点もう一人のヒロイン小木曽雪菜は可愛らしいと言いますか、高嶺の花なヒロイン然としていて初手は好感度がありました。
が、かずさをバンドに引き込むために二人で話をしたり、かずさが春希のことが好きなのを察していたりと、察知力が高い演技派だと知り余計に好きになりました。こういう手のひらで転がしてくる系のヒロイン僕は好き。
ただ、かずさの好意を知っていたのに先に(本当に好意があるか怪しい)春希に告白したのは、雪菜さん???になりました。略奪かぁ。ここら辺で胃痛がしてきて楽しくなってきました。
しかしなんで文化祭後のこのタイミングでなんでしょうね?性急すぎませんか?

あと、雪菜が春希と交際を始めたのに、かずさとも一緒に3人でいたいと話してた時はなんでそんな残酷なことを言うの???と衝撃を受けたものです。
雪菜とかずさは名前を呼び合う友人とも言える関係になっていますが、恋敵ですし、好きな人が友人と結ばれている状況に一人放り込まれるのは心身にきついでしょう。
かずさは大丈夫って言ってるけど、いや大丈夫じゃないでしょうよこの関係性はいずれ壊れるよと思ってたら壊れてしまいました。胃が痛いよ。

春希が空港の出発ゲートにいるかずさを見つけて抱き合うシーンは春希くん?????
それを後ろから見る雪菜が不憫でさ、それで空港の屋上で春希を後ろから抱きしめて、かずさの代わりにしていいよと言う雪菜の言葉よ。

3人全員悪いんじゃないか?(いや悪いとか良いとかないのか。)

3人でいるにはどうすればよかったんだろうかと、これでWHITE ALBUM2も終わりかと思ったら3年後の大学生編closing chapterが始まりました。
いや、てっきりicが相当ボリューム多かったので満足してこれで終わりかと思っていましたから虚をつかれました。

closing chapter

実はclosing chapterの攻略まではネタバレどころか攻略サイトを見ずに遊んでいました。
私の攻略順としては、雪菜ルート -> ノーマルルート -> 千晶ルート -> ic(2周目) -> 麻理ルート -> 小春ルート です。
気持ちよく進めるなら、ノーマル -> サブヒロイン(麻理 -> 小春 -> 千晶)をやってから、ic(2周目) -> 雪菜でしょうか。

雪菜ルート

実は初手で雪菜ルートを開放しました。ccのサブヒロイン3人を攻略しないとノーマルルートになるとのことでしたが、セーブのタイミングかフラグ管理のバグですかね。

選択肢はうろ覚えですが、たたきおきす -> おくる -> そんな単純な問題じゃない -> わかった今日 -> 勝手にしろ -> やっぱり〜 -> 1冊ください -> ま〜 -> そんな〜 -> 一人で過ごす -> 2年参り だったと思います。
綺麗なOS環境でもう一回やって、ノーマルに入らないか試したいところです。

雪菜ルートはおそらくクリスマスに雪菜に拒絶されるところまで共通ルートですよね。春希が一人の部屋で周囲の力も借り徐々に立ち直っていくのを見てほっとしたのを覚えています。
クリスマスで情事しようとしたら、(春希が雑誌に書いた)特集記事のかずさを見て、(春希くんが)かずさのことを忘れてないと言うことを突きつけるのは泣きそうになりました。
その後紆余曲折あり、春希と結ばれ、大学のバレンタインライブで届かない恋を歌う雪菜を見て号泣しました。気づいたら朝の5時だったよ。
このシナリオは柳原朋が良い仕事をしていました。僕はこの子が本当は雪菜ちゃんのファンなのではと言う気持ちと貶めたいのか?と言う気持ちと半々だったのですが、結果的に前者で良かったです。
小木曽家での誕生会で雪菜ママンと仲良く煮物談義に花を咲かせているのにもほっこりして泣きました。
これでハッピーエンドで終わって良かったねとウィンドウを閉じようとしたら…。

届かない恋が流れ始めて、

「coda: 最終章」

ねぇ待って。

「WHITE ALBUM2 LAST EPISODE」

数年後、社会人になった春希は、出張先で雪菜との待ち合わせ中に、かずさと出会ってしまうシーンがはじまり社会人編スタートです。
なぜ、そんな残酷なことをするのか。

OPの雪菜のセリフ「春希くんは全然忘れなかった。かずさのこと一度たりとも忘れてはくれなかった!」

胃がキリキリして楽しくなってきました。

てっきり、ccが最終話だと思っていたので、codaという社会人編があるとは思っておらず鳥肌が立ちました。
高校生編と大学生編だけでなく社会人編まであるの???

ノーマルルート

誰ともくっつかず、4人でスキー旅行に行く道中でエンドです。
これはこれで雪菜との可能性はあり悪くないですが、雪菜ルートを見てしまうと物足りないですね。

千晶ルート

初見で千晶という子を見た時に「オタクに優しいギャル」みを少し感じました。
女を感じたくない春希に、女を感じさせない女キャラなんて、そんな都合の良いキャラは存在しないでしょうと思ったのを覚えています。
でも初見の選択肢だと「心地よい」しか選べず、まあ私の考えすぎだろうと違和感は忘れて千晶ルートを進めました。
ええ、可愛かったです。僕この和泉千晶って子が好きかもしれない。春希くんと境遇も似てるし、甘やかしてくれるしいい子だよねうんうん。
たまに不穏(私は悪い子的な)なことを呟くし、過去をぼかしたり春希の過去を知ってそうな雰囲気を感じますけど。
エロシーンに春希の胸の突起を責めるシーンがあるのもポイントが高いです。
ただ、雪菜ルートと比べると、あっさりしていると言いますか、春希が徐々に立ち直っていき甘やかしがいがなくなったあたりでフェードアウトしてエンディングを迎えてしまい、強い千晶ロスを感じました。
この子がメインルートのファンディスクとかないの?

とふとここで、序盤で選べなかった選択肢を思い出します。
cc2周目をやると、なんとグレーアウトされていた(千晶のことが)「苦手だ」の選択肢が選べます。
よく作られているシステムだなぁと思いながら、進めていくと小春と千晶が話し合うシーンが追加されています。
あれ、こんなシーンあったかなと思って見ると、あのサバサバとした千晶が考えらないほど、しおらしい乙女の演技をしているじゃないですか。
千晶さん???あなたまさか演技していたんか???

前回のエンディング後も話が続き、舞台の役作りのために春希に近づいたということが判明します。
つまり、春希への好意も役作りのための演技ってこと…?いやー、そんなことある?
このルートやってる時は1番の衝撃でした。暗躍していたのはあなただったのか。
しかも次の公演でやる題目が、主人公3人のライブを元ネタにするというのだから、容赦がないというかそのためだけに春希と寝たのか人としての情はないのかと恐ろしくなりました。
まあこれも(中略)、収まるところに収まるわけですが。

しかしこの演技家和泉千晶でさえも、小木曽雪菜の演技は見抜けなかったので、同格以上に雪菜が恐ろしくなりました。

現実世界でもコンビニに行くたびに、千晶が頭をよぎるようになったので重症かもしれません。

introductory chapter(2周目)の感想

千晶ルートをやっていて、もしかして1回ルートをクリアすると既存シナリオにもストーリーが追加されるのでは?と思って、icをもう一周しました。
これはビンゴでした。システムが本当に良くできている。
千晶が登場しました。やはり付属高校生で、文化祭のライブを見ていましたし、かずさ <- 春希 <- 雪菜の好意を見通しており、しかも雪菜が付き合っている場合は略奪であることを発言しているなど、鋭い洞察力を発揮していて恐ろしくなりました。好きだ。
その後に、第二音楽室で眠った春希に対してかずさがキスをしており(1周目のEDで見たことないCGがあるなと気になってはいた。)、それを雪菜が目撃しているシーンも追加されていました。

しかしなんで文化祭後のこのタイミングでなんでしょうね?性急すぎませんか?

つまり、このままだとかずさと春希で2人組になってしまうので、焦って介入したってことですね。雪菜、性格悪すぎんか…?
ええ…まじかよ…。

新たに追加された、かずさとかずさママンの会話シーンで、上記失恋の旨が(母に)バレてしまったのとピアニストとしての道がひらけたのが救いなのかな。でもさぁ、あんまりすぎる。

麻理ルート

(前半で力尽きたのでここ以降はさらっといきたいと思います。) 登場するヒロインの中で誰と結婚したいかと聞かれたら、麻理さんと答える自信しかない。
物語としても綺麗なルートだったと思います。
が、春希あなた本当にさぁ〜と何度ため息をつかされたか数知らずなルートでもあります。

小春ルート

小春ちゃんが恋愛に目を取られて周囲とのすれ違いが増えて、いじめのようになっていくのが心が痛かった。
ただ、自分の世界で完結するだけじゃ身が持たず、周囲との関係性の修復とけじめをつけて前を向いて進むところが格好良くて私にとっての救いでした。
好きだ。

あとがき

勢いに任せてコンテンツの感想をブログに書き殴るのは久しぶりです。
覚えている限りでは2回目、前回は「やがて君になる」アニメ1話を見た時でした。
あの作品も感情描写が丁寧で、人間関係を主にした作品だったと思います。
私こういう作品が好きなのかもしれませんね。

WHITE ALBUM2はとても面白い作品です。
胃痛になったり気分が落ち込むこともあります。というより年末年始のプレイ中はずっと胃がキリキリしていました。
また、序盤のノリやキャラの言動にイライラすることもあります。
それでもストーリーは引き込むものがあり、描写は丁寧で読みやすいです。そして何より、音楽がとても良い。
届かない恋はもちろん、サブヒロインと結ばれる時に流れるAnswerという劇中歌は個人的に1、2位を争うくらいお気に入りです。
サブヒロインと結ばれる際に、小木曽雪菜の慟哭が辛い(ご丁寧にCGもある)です。ccは小木曽雪菜の株を上げるための物語な面もあるのかもしれませんね。

私はもしかしなくても、人間関係に介入しようとする演技系キャラが好きなのかもしれません。
小木曽雪菜と和泉千晶が個人的に好きで仕方がない(引くところもありますが)。狂わされたい。
でも現実にいたら心身が傷ついて疲れてしまいそうですね。創作物だから好きなんでしょう。

もし私に大学生の親戚がいたらWHITE ALBUM2を勧める厄介おじさんになっていたと思います。
後悔があるとすれば、10年前、できれば20歳の夜に出逢いたい作品でした。
人に勧められたコンテンツは早めに遊んで感想を共有しようと決めました。

WHITE ALBUM2のヒロインはみんな好きです。というより嫌いにはなれないんですよね。
と言いつつccまでやった時点での感想なので、最終章codaをやったらまた変わるかもしれません。

Leafのゲームはうたわれるものをやったことがあります。
これも物語が面白く私の好きな作品の一つです。Leaf/アクアプラスの作品と相性が良いのかも。

それでは今日はこの辺で。
読んでいただきありがとうございました。

今日の作業用BGMはあなたを想いたい - 小木曽雪菜でした。

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