最近Twitterの障害やらでFediverseやMisskeyが話題になっています。
居心地の良さから自分でサーバーを建てようと思う方もいらっしゃると思います。
説教くさくなってしまうのですが、そういう方向けに覚悟をした方が良いことを3点お伝えしたく記事を書きました。
正直、Misskeyサーバーを建てることは簡単です。問題はその後です。
維持費がかかる
まずサーバーの運営にはサーバー代という維持費がかかります。
運営したいサーバーの規模にもよりますが、アクティブユーザー数100人規模までなら、1000〜5000円/月ほどかかります。
この維持費ですが、基本的に増えることはあっても減ることはありません。
増え続けるデータを処理するためのより良いマシン、より大きなストレージが必要になるでしょう。
モデレーションコストがかかる
サーバーにユーザーが増えれば、ユーザーからの通報対応や、違法なメディアがないかの確認などのモデレーション業務が必要になります。
もしかしたら警察への対応など発生するかもしれません。
健全なコミュニティ運営に向けて要所で介入する必要が起きるかもしれないです。
利用規約やモデレーション基準の整備、メールアドレス登録の必須化は助けになるかもしれません。
Linuxサーバーの管理コストがかかる
Discordと違ってボタンひとつでMisskeyサーバーはできません。
Misskeyの運用にはLinuxサーバーの知識が必要になります。
最低限、ssh公開鍵認証、ファイアウォールを使った不要なポート遮断、OSのアップデートができる程度の知識がないと難しいでしょう。
ただ、いつになるかわかりませんが、Misskeyのホスティングサービスが登場して、この点は解消するかもしれません。
何から始めれば良いのか
正直サーバーを自分で建てるより既存の信頼できそうなサーバーにお世話になるのが良いと思います。余計な責任も発生しませんし。
それでも自分でサーバーを建てたいならば、まずはおひとり様サーバーか、気心が知れた身内でサーバーを建てるくらいが気楽だと思います。
今はMisskey開発や、鯖缶工場、ミス鯖工場といったDiscordや各種Wikiがあるので、困ったら先達者の知恵を求められる土壌もあります。
また他のサーバー管理者をフォローすると知見が得られるかもしれません。
まあ僕は上記の3点全ての覚悟をせずにサーバーを建てたら大きくなってどうしようと頭抱えてる系のサーバー管理者なので、覚悟なんてせず勢いで建ててもなんとかなると思います。(本当に?)
もし慎重に計画性を持って運用したいなら上記は頭の片隅に入れておくといいかなと思いました。(僕もサーバーを建てる前に知りたかったなー。建てて経験しないとわからないことも多いよね。)
それではー。