授業でLinuxのターミナルを使ってC言語のプログラミングをすることになりました。
そこで、勉強も兼ねて基本的な使い方(フォルダ間の移動、フォルダ作成、削除)について調べてみました。
前提条件
- 環境はUbuntu 14.04 (Desktop環境) です。
ターミナルを起動する
ターミナルを起動します。アプリケーションメニューから「terminal」と検索します。
Ubuntuの場合は Ctrl+Alt+T
の同時押しでも起動できるようです。
起動しました。
私は生まれてこの方マウス操作しかしてこなかったので、文字だけしか表示されないのはとても恐怖を覚えます。今すぐ閉じてしまいたい。
先輩曰く、慣れるとこっちでファイルやフォルダの操作(作成、削除、編集)したほうが早くて便利だとのことですが、とてもそうは思えないのが今の私の気持ちです。
が、泣き言を言っても仕方がないので手を動かしていきます。
ファイルの一覧を表示する時は「ls」コマンド
今いる場所のファイルやフォルダの一覧を取得するには ls
コマンドを使います。lsはlistという意味だそうです。
ls -l
とすることで詳細な情報も表示できるとのこと。画面に出ているrwとかはアクセス権でしょうか。作成日等も表示してくれるようですね。
ファイルマネージャで同じ場所を開いてみました。
フォルダの階層を移動する時は「cd」コマンド
今いる場所からたとえば、「ダウンロード」フォルダへ行きたいといったときに使います。
cdはChange Directoryという意味だそう。
ダウンロードフォルダに移動するときは、 cd ./ダウンロード
のように cd
のあとにフォルダ名を指定します。
ちなみに cd
だけだと元の場所のフォルダ(ホームフォルダ)に戻ります。
ダウンロードフォルダに移動して、フォルダ内のファイル一覧を表示しました。
画面の trusty-tahr-wallpaper-contest_0.0.1-0extras14.04.0.tar.gz
は、以前ダウンロードした壁紙(詳しくは Ubuntuのデスクトップの壁紙を変更してみたを参照)ですね。
ファイルマネージャで確認すると、確かに存在します。
フォルダを作成する時は「mkdir」
フォルダを作成するには mkdir フォルダ名
とします。
早速、ダウロードフォルダ内に「新しいフォルダ」というフォルダを作成してみます。
念のためファイルマネージャで確認します。確かに作成されてました。
フォルダやファイルを削除する時は「rm」コマンド
ファイルやフォルダを削除するには rm 削除したいファイル名
コマンドを使います。
では、「新しいフォルダ」を削除してみます。
どうやらフォルダを消す場合は、オプションで -ri
(警告なしで消すには -re
)を付ける必要があるそうです。
気を取り直して、 rm -ri 新しいフォルダ
と入力します。
「削除しますか?」と警告が出るので y
を入力しエンターキーを押します。
これでフォルダを削除することができました。
ファイルマネージャで(しつこいですが)確認すると確かに消えています。
ちなみに空のフォルダを削除するときは rmdir 新しいフォルダ
で新しいフォルダを削除することができます。
注意事項ですが、 rmで削除したファイルやフォルダはゴミ箱へ移動せず直接削除される ようです。
あとがき
以上がファイルとフォルダの一覧の表示、フォルダ階層の移動、フォルダの作成、削除する方法です。
コマンドさえ覚えてしまえばあとはなんとかなりそうですね。
あ、そういえばLinuxではフォルダのことをディレクトリっていうんですよね…。書き終わった後に気づきました。
参考サイト
下記のサイトを参考にしました。