Raspberry Pi 2 Model B(以下ラズパイ2)にUbuntu Server 20.04(Ubuntu 20.04)をインストールします。
インストール時にWi-Fiの設定を行うことで、ラズパイ2の電源コードを挿したら自動でWi-Fiに接続するようにもします。
環境
- Raspberry Pi 2 Model B
- microSDカード(64GB)
- 無線LANアダプタ
- macOS 12.3
インストール手順
1. OSイメージのダウンロード
まず、Install Ubuntu on a Raspberry Pi | Ubuntuに従って、
Ubuntu20.04のインストールイメージをダウンロードします。
今回は、サーバとして使うため、Download Ubuntu ServerのUbuntu Server 20.04.4 LTSを選択します。
ラズパイ2は32bitOSのみ実行可能なため、「Download 32bit」をクリックします。
2. Raspberry Pi Imagerをインストール
次に、ダウンロードしたimageファイルを、microSDカードへ書き込み(焼き)ます。
How to install Ubuntu Server on your Raspberry Pi | Ubuntuに従って、
Raspberry Pi Imagerをダウンロードします。
私はmacOSを使っているため、Raspberry Pi Imager for macOSをクリックします。ダウンロードが終わったらPCへインストールします。
3. SDカードにOSイメージを書き込む
PCにmicroSDカードを差し込みます。
Raspberry Pi Imagerを起動したら、Operating Systemの「Use custom」をクリックして、
1でダウンロードしたUbuntuのイメージファイルを選択します。
StorageにはmicroSDカードを選択し、右側の「Write」ボタンを押します。
すると確認ダイアログが表示されるので、「Yes」ボタンをクリックすれば書き込みが開始します。
完了したら、microSDカードを一旦抜き、PCに差し直してください。
4. Wi-Fi設定を追加する
ラズパイ2起動時に自動でWi-Fiに接続してほしいので、Wi-Fiの設定を追加します。
microSDカードを開き、network-configファイルを編集します。
macOSの場合は以下のようなコマンドを叩きます。
|
|
以下のようにwifisのコメントアウトを外します。
SSIDにWi-FiのSSIDを、PASSWORDにWi-Fiのパスワードを記載します。
SSIDとパスワードの引用符は忘れずにつけてください。僕はつけ忘れて数時間溶かしました。
|
|
5. ラズパイ2にssh接続する
microSDカードを差し込み、ラズパイ2の電源コードを挿したらUbuntu20.04が起動するはずです。
ubuntuユーザでsshします。パスワードはubuntuですが、ログイン直後に変更するよう促されます。
|
|
ログインできれば成功です。お疲れ様でした。
あとがき
以前と比べてOSのインストールもだいぶ楽になりました。
昔はddコマンドを使ったりして書き込んでましたが、
今はボタンをポチポチするだけで希望のOSをインストールできるので便利になりましたね。
本当はWi-Fiの設定で固定IPアドレスを割り振りたかったのですが、
以下のように設定してもうまく動いてくれない(Wi-Fiに接続しない)ので困りました。
ルータ側で設定が必要なんですかね。。。
|
|